金
16
12月
2011
カタログ研究 第3回/カタログの「ツメ」について考える
「ツメはカタログの案内人」
早速ですが、カタログにおける「ツメ」とは、どの部分を指しているかご存じでしょうか?
ツメとは紙面の外側に付けられるインデックスのことで、各カテゴリを区分けするためのモノです。
「ツメ」とは、カタログの…
この部分です
開いたところ
「ツメ」は基本的に色で分けられており、カテゴリの境目が分かりやすくなるように設計されています。
この「ツメ」の設計は、カタログの厚さ(頁数)によって変わってきますが、今回は、比較的厚めのカタログ(50p以上~)について書いていきます。
「ツメ」の設計にあたって最も重要なポイントは、「閲覧したいページへの案内人」であることです。
その際に有効なのが、前回ご紹介した「Contents(目次)」との連動です。
コンテンツ
このように、色と場所で連動させます
こうすることによって、カタログをよく使う営業の方、代理店の方、発注担当者などは、索引を使わなくても目的のページの目星が付き、パラパラめくりながら商品を探すことができます。
スピーディに目的の商品にたどり着けるわけですね。
では、具体的にどうやって探すのでしょうか。
たとえば、ここを探したい
パラパラパラー…
だいたい近いページが見つかりました。
そして、だいたいのページが見つかったら、そのページの端を見ます。すると・・・・
ツメがさらに細かく分かれている!
この、細かい「ツメ」のことを、DASでは、「詳細ツメ」と呼んでいます。
この「ツメ」は、今、自分が見ているページが、目的のページより前なのか後ろなのかを判断するのに使えます。
左ページのツメは左利きの人が使えますね。
では、おさらいしますと、前述の「ツメ」の設計では、ユーザーは、1.contents(目次)で目星をつけ、2.ツメでだいたいの位置を指定して、3.詳細ツメで、ページをパラパラめくり、4.たどり着く、という行動になります。
しかし、これはあくまでも「ツメ」のひとつの形です。
繰り返しになりますが、カタログの厚さや商品の種類によって「ツメ」の設計は変わってきます。
では、「ツメ」にはどんな種類があるのでしょうか。
これより、代表的な「ツメ」のカタチを3つご紹介します。
■階段式
カタログの上から下まで階段状に配置する。「ツメ」として最もスタンダードなカタチ。
○メリット
・シンプル故に汎用性に優れる。また、仕組みの理解が早い。
○デメリット
・特になし
○向いているカタログ
幅広いジャンルで利用される、平均的なカタチ。可もなく不可もなく。
階段式のツメの例
■全出し式
すべてのカテゴリを一列に配置する。
○メリット
・どのページを開いていてもカテゴリの全容が把握できるため、
覧たいページへのアクセスが容易である。
○デメリット
・カテゴリ数が多い場合や、種類が多岐にわたる場合、カテゴリを一列に掲載できない。
○向いているカタログ
・専門カタログなど、ある程度カテゴリ数が絞られる薄めのカタログ。
全出し式のツメ
拡大したもの。このようにどのページを開いていても全てのカテゴリが掲載されています。
■W式
カテゴリを「ツメ」で分けたのち、
さらにそのカテゴリ内でも区分けが必要な場合に使用。
○メリット
カテゴリー内の階層が深い場合に最適。
(例:事務用品>文具>消しゴム>)
○デメリット
・仕組みを解読する必要がある。
・ツメの部分にボリュームがあるので、誌面をスッキリ見せられない。
○向いているカタログ
・アスクルなどの多種商品を扱う総合カタログ
W式のカタログ
まとめ
第3回目のカタログ研究はいかがでしたでしょうか?
いままで何気なく使っていた「ツメ」には、使われる人のことを考え、状況に合わせた工夫が施されています。ちょっとしたアイデアと思いやりで、カタログの検索のしやすさは格段にアップするのです。
弊社提案には必ず盛り込むところです。
デジタル・アド・サービスでは、カタログの検索性についてのご相談を承っています。
どうもカタログで商品が探しにくい、という方はこちらからお問い合せください!
さて、それでは次回は「扉」ページについて考えてみたいと思います。
お楽しみに。




