レコメンド&レポート

「A Life with Camera」

June 4, 2015

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上田義彦さんの写真展「A Life with Camera」

先日、上田義彦さんの写真展「A Life with Camera」を見てきました。

上田さんに興味をもったきっかけは10年ほど前のNHK「プロフェッショナル仕事の流儀」。 サントリーウーロン茶や資生堂の企業広告の制作現場等が紹介され、これ以上無いという一瞬を狙い、 シャッターをなかなか切らないその仕事ぶりや、ディレクターやクライアントが多く関わる撮影の 場面でも何度もやり直しを行うその姿に胸を打たれ、当時何度も見返しました。

それから数年後、arneという本に上田さんが家族を撮った写真集「at Home」の紹介文が 掲載されていました。 松浦弥太郎さんによるその文章は、カリフォルニアの古本屋で売られていた「at Home」を 買う若いカップルのささいなやり取りが書かれていました。 「上田義彦さんとその家族による、小さなほほえみ。それはこのように海を越えた遠い場所でさえも、出会った者にも 小さなほほえみを与えている。〜」という文章で結ばれていて、その写真集をすぐ手にしました。

以前テレビで見た厳しい広告写真の世界からは全く想像できない、穏やかな家族写真という一面を 見て、上田さんの写真にますます興味を持ちました。

 

「いつか本物を見たい。」と思いながら、そんな記憶も薄れかけた2012年。 上田さんのGallery 916はオープンし、意外と簡単にその願いは叶いました。

Gallery 916

 

今回Gallery 916へ行くのは「M. River」の展示以来約2年ぶり。業務用の巨大なエレベーターに乗って辿り着く 大型の倉庫のような空間に足を一歩踏み入れると、姿勢を正したくなるような、 何か特別な時間軸にいるような気持ちにさせられます。

「A Life with Camera」は上田さんのデビュー以来35年あまりの活動期間で撮られた写真、 有名人のポートレートから「at home」にも収録されている家族写真、広告写真などが約250点展示されています。

年代もテーマも並べられたその空間は、 『写真とは「瞬間的」で「永遠」なもの』という上田さんの言葉を 存分に体感することができました。

素晴らしい写真の中でも、個人的にとても印象にのこったのはスコットランドの風景写真。 私たちは日々多くの写真を扱いますが、その1点1点を選定する行程を改めて考えさせられました。

Gallery 916は、会場で配布されるリーフレットもとても美しいです。

Gallery 916は、会場で配布されるリーフレット

「A Life with Camera」の会期は7月26日まで。 ご興味ある方は是非足を運んでみてください。 http://gallery916.com/

ほぼ日刊イトイ新聞にも上田さんのインタビューが掲載されています。 http://www.1101.com/ueda_yoshihiko2/2015-05-04.html

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ライター紹介

KAWATA.T

クリエイティブディレクター

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