フリートーク

DTPのアナログにまつわる豆トリビア
〜フォントの送り「H」について〜

August 6, 2015

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「トリビアとは_ 人生に全く必要のないムダな知識。でも、つい人に教えたくなってしまうような雑学・知識」

パソコン上で印刷紙面のデータを作成する現在のDTPが普及する前は、「製版」という、紫外線で露光するフィルム写真の技術を応用していました。
「製版」にはたくさんの工程があり、大勢の人と多くの機材を必要としました。
かつては職人のような手先の器用さを必要とされる人海戦術の仕事だったのです。

今でこそ、「パソコンで画像を扱ったり、なんとなくカッコイイからDTPやりたい人、多いんだよね」と言われる職種になり、使用するアプリケーションはデザインなどの幅広い分野で使われていますが、今でも製版作業時代の名残が、所々に見当たります。

フォントサイズの単位で「Q」(級)がありますが、これは1Q=0.25ミリ=1/4ミリなのでQuarterの「Q」です。
同じ0.25ミリで、行間など送りは「H(は)」(歯)と言います。

昔、文字打ちをする手動の写真植字機には本当に「歯」が付いていました。
写植機はタイプライターとカメラを一体化させたような原理の機械です。
決まった配列で文字が網羅されている文字盤があり、それを前後左右にスライドさせて文字を選びます。
そのフレームにはギザギザの歯が付いていて、本体の歯と噛み合わせて位置を固定させて1文字ずつ写真を撮る仕組みです。
写植機 歯私が知っている機種はこんな感じです。字送り・行送りの歯車は見えるところにはありませんでした。

上部にセットされた印画紙を巻き付けたドラムを、文字ごと行ごとに移動させるのは歯車の仕組みです。
本当に歯で送っていたのです。

もともとは、こんな事があったということを頭の片隅にとどめていただければ、何かお役に立つことがあるかもしれないし、ないかもしれないです。

と、いうわけで
「DTPの、アナログ作業時代の製版にまつわる豆トリビア」
でした。

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SAKURAI.C

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