CATALOG LOVER’S

第11回 スケジュールを立てよう!

July 12, 2016

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――制作会社の選定が終わり、いよいよ実際にカタログ制作がスタート。
どんなデザインにしようか、巻頭特集は何にしようかとテンションが上がるログ子。
が、そこへ博士の意外なダメ出しが……

博士:ログ子さん、せっかく盛り上がっているのに水を差すようで悪いんですが……、いきなり作り始めるのではなく、まずスケジュール表を作りましょう。

ログ子:えー! そこからですか!

博士:ログ子さん、カタログ制作にかかる時間ってどのくらいだと思いますか?

ログ子:さあ、1カ月とか2カ月でしょうか。

博士:ログ子さん、何を言ってるんですか!
印刷・製本だけでも1カ月弱はかかるんですよ。1,000ページ前後のカタログだと、半年くらいは見ておいたほうがいいでしょう。それでもぎりぎりかもしれません。

ちゃんとスケジュールを立てて計画的に進めないと、予定通りに作るのは不可能なんです!

ログ子:なるほど~! でも6カ月もの長い期間、何をするんですか?

博士:一般的な作業フローはこんな感じです。

  1. 企画・コンセプトの決定(全体の方向性決め)
  2. 掲載商品の確定
  3. 台割* 作成(各カテゴリごとのページ配分確定、総ページ数の確定)
  4. 原稿作成(商品情報データ、画像手配、撮影など)
  5. オリエンテーション(制作会社に1〜4を説明)
  6. 校正(文字などに間違いがないかチェック)
  7. 追加原稿作成、提出
  8. 校正(修正・校正を繰り返す)
  9. 色校正(表紙、新商品ページなど)
  10. 校了
  11. 印刷・納品

すべてのページが同時進行することはなくて、簡単にできるページ、時間がかかるページは進行を分けて進めるほうが良いでしょう。

たとえば、「特集」「従来品ページ」「新製品ページ」では進行が異なります。
「従来品ページ」は、前版と同じ文字原稿や写真をそのまま使うか、変更箇所だけを差し替える場合がほとんどなので、そんなに手間はかかりません。
それに対し「特集ページ」や「新製品ページ」は、いちから作らなければなりません。だから従来品よりも余裕をもった制作スケジュールを組む必要があります。
また、新たに原稿を作ったり撮影をしたりしなければならないので、デザイン作業にすぐにはかかれません。その間に、従来品のページを進めておく、といった割り振りも考えないといけません。

ちなみに、ある会社のカタログ制作のスケジュールはこんな感じ。

ログ子:え~、気が遠くなります~!

博士:でも、ぼーっとしてたら、あっという間に1カ月や2カ月過ぎてしまいますよ!
あらかじめスケジュールを作成しておくことで、先々どんな作業が発生するか把握することができます。こまめに進捗を確認することで、作業のもれや、大幅な遅れが発生するのを防ぐこともできます。
定期的なミーティングで進捗報告を行ったり、日々の進捗はグループウエアで確認するなどして、メンバー全員が進捗状況を共有することが大事です。

ログ子:共有すれば、管理の負担が一人に集中するのを防げるし、仮に担当が変わっても引き継ぎがしやすくなりますね!

次回に続く)

<今回のポイント>
・制作に入る前に作業全体の流れを確認する
・スケジュール表に沿ってこまめに進捗確認をする
・進捗状況を共有して作業のもれや遅れを未然に防ぐ

*台割とは、本を作るときに最初に作るもので、建物でいえば設計図にあたるもの。どのページに何を入れるかを示した一覧表のこと。
たとえば、1ページは「表紙」、2~3ページは「会社紹介」、4~10ページが「インデックス」、11〜20ページが「特集」というように、あらかじめページの割り振りを決めておく。

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