デザイン

情報があふれる社会でのデザイナーのマストなこだわり

November 4, 2016

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いくらデジタル媒体の時代とはいえ、きってもきれない縁のデザイナーと紙。
事あるごとに紙の展示会に参加し、新しい紙を発掘しては試しに使ってみたりしていました。
デザインを志すものとして、紙にもこだわりやコンセプトを見いだせる何かがあるはずです。
なかなかスピーディーな仕事の中でできないこともあるとは思いますが、使用用途やデザインによって用紙を考え、紙見本をクライアントに確認してもらいながら細かい紙の種類を選び、プレゼンテーションできる環境を時間が許せばやりたいものです。

 

1. TAKEOが開催するPAPER SHOW



新しい紙と印刷特性を十分に堪能できる展示会です。デザイナーは参加がマストでしょうか!?
毎年都合が合えば必ず新しい紙をサンプルとしてもらいトレンドを探しに行っていました。(http://www.takeo.co.jp/exhibition/tps/
ここ数年は、開催されていませんが常に時代の先端を示し、トップクリエイターとともに新しい紙の可能性に挑む試みを続けている姿勢を強く感じていました。年賀状を意識した干支にまつわる紙もあったこともありました。印刷加工に関しても挑戦的で、エンボス・抜き・箔押しなど毎回新しい加工が参考になりました。

 

2. ネットプリントでも紙の種類が豊富に選べる時代



コストを追求し、ネットプリントを多用している方もいらっしゃるかもしれません。
ネットプリントだと、『上質系』(表面に塗工されていない用紙。書くことが可能です。)『コート系』(表面に塗工をした洋紙です。紙質は平滑で光沢があり、一般的なチラシ、ポスターなどに使用。)『マット系』(上質紙をベースに表面にマット系の塗工をした洋紙です。)しか選べず、想像していた紙と違うことも多かった気がします。
しかし、豊富な銘柄からデザイナー好みの用紙を手配してくれるネット印刷業者も増えました。もちろん加工も豊富!特に、皆さんよく使うであろう、優しい質感の中でもかなりの印刷特性が高い「ヴァンヌーボ」やインク面は艶が出て用紙を残せばマットと艶とのコントラストがたまらない、「Mr.B・Mrs.B」など、印刷会社と直接話さないとわからない内容がwebでは展開できるのです。用紙の知識があればクリックの時代なのです。もちろん綿密な打ち合わせは必要なときはありますが、知識でコミュニケーションが取れれば時間短縮にもつながるので知っておいて損はありません!

 

3. 封筒やノベルティにも加工紙、特殊な印刷加工



こだわりのデザインを封筒で表現したい方は、特殊な印刷にも対応できるハグルマ封筒はいかがでしょうか?(http://www.haguruma.co.jp/store/index.asp
私自身ここの封筒を指定して提案することが多いです。オンラインストアで用途から選べるので、ぜひ選んでみてはいかがでしょうか?
豊富な制作事例が見れるのもイメージが湧きやすく参考になります。とくに熱で溶かした蝋(ロウ)を紙の繊維の間に染み込ませる「ロウ引き加工」は、しっとりとした質感で風合いがありオリジナリティーが出せるので、いつか絶対使ってやろうと思っています。

社内の発表会でもある社員が発表していたレトロ印刷様(http://jam-p.com/ )、こちらも面白い展開をしています。ズレる、カスれる、手についちゃう。手作り感満載の印刷ができることで今話題です。クレームになってしまうようなことを風合いとして認知してもらい、今までと違う!と思わせたりすることもでき説明の仕方によってだいぶ印象が変わり面白いです。

 



このように、ネット上で色々紙やツールを選べる簡単な時代になりました。デザイナーにとっては「オープンな情報ありがとうございます!」といったところでしょうか。

しかし、この知識をいかに多くの方に知ってもらい理解していただけるか。また、それを一度ぶつける猶予があるかなど、デザイン業界にいる私たちは、日々コミュニケーションによって選ばれているのだとおもいます。
新人デザイナーの方は参考に。ベテランの方は今更、積極的に活用してみては!?
それもある意味クリエイティブかも。

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ライター紹介

IMAMURA.T

クリエイティブディレクター

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