レコメンド&レポート

ECサイトにおける「質の高いコンテンツ」とは

May 20, 2014

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はじめまして、編集デザイン部の井上です。

5月14日(水)~16日(金)の間、東京ビッグサイトにて行われた、Japan IT Week 2014春 Web&モバイルマーケティングEXPOに行ってきました。

東京ビッグサイトの東ホール・西ホール全体にわたり11の展示が同時開催されているため、とても1日では回りきれないほどの大規模な展示会です。

企業のウェブ担当者、マーティング部門や広報・宣伝部門が多数来場し、毎年恒例になっている 本展示会ですが、その中でもテーマ別に行う専門セミナーに参加するのが今回の目的でした。

規模の大小はあれどECサイトに携わったことのある方ならEC-CUBEというシステムはご存知でしょう。
そのEC-CUBE開発元の株式会社ロックオン 取締役副社長 福田博一氏のセミナーに参加しました。

「これからのECサイトに求められる顧客のココロの掴み方」 ~独自サイト2万件の構築事例から見えたその答え~と題したセミナー。
実際に売り上げアップに成功した事例を交えて、なぜ売り上げに繋がったのか? それらを具体的に考察する形式での講演が非常に明快で判り易かったので、セミナーのポイントをまとめてみました。

1.現在のEC市場を取り巻く状況

業界最大手のAmazon、次いで楽天市場が牽引する形で成長を続けるEC市場ですが、 スマートフォンやタブレットの普及で流通業界は大きく躍進し、2013年度の市場規模はスーパーマーケットやコンビニ、百貨店を大きく上回り、BtoC市場規模では年率13%ペースでの成長を続け、2018年には21兆円近くの市場まで成長する見込み。
※平成24年度我が国情報経済社会における基盤整備 (これは自動車産業に匹敵する数字だそうです)

いまや全世代の8割以上がこの1年間でインターネットを介したショッピングを利用している換算になります。

2.膨大な数のショップの中でどう差別化していくのか

EC市場が盛り上がっているからといって、参入すれば誰もが儲かる、というような甘い話ではありませんよね。 Amazonでの商品登録点数は5000万点を越え、楽天の登録店舗数は約4万店。 商品点数にしても、価格で勝負するにも競合他社は多数存在しています。

そんな中で売り上げを伸ばし続けているショップに注目し たどり着いた結論、それが「いかに顧客のココロを掴むか」。

当たり前のように聞こえますが、ウェブサイトを利用しているのはみな同じ人間であり、ピンポイントでコレだけが欲しい!という場合でない限り、心が動かさなければ商品の購入には至らないでしょう。

いくつかの事例が紹介されましたが、その中でも心を惹かれたのが、mederu jewery(メデルジュエリー)という、指輪を中心としたジュエリー販売のECサイトです。

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やわらかな雰囲気のウェブデザインはもちろんですが、 商品企画→制作過程→商品の詳細→活用方法→アフターケア まで、人肌の感じるコンテンツづくりが好印象でした。

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美しい写真、丁寧な紹介文に商品のストーリー性が伝わってくる

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商品の仕上がり予定日もしっかりと表示

 

web letterと題したお客様宛に定期的に発行されるメールマガジンをウェブサイト内でもバックアップとして公開し、お客様との密なコミュニケーションを図っています。

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こちらも記事に写真を多用し、読み物としてもおもしろい

 

このサイトの場合はそんな姿勢がお客様の心を掴み、リピーターを増やし続けているのでしょう。
現在のカタチになってから、訪問者数はこれまでの8倍、facebookでのファン数は9,500人にまで成長したとのことです。

3.結局、重要なのはいかに質の高いコンテンツをつくるか

ECサイトを立ち上げても、なかなか売り上げが伸びないのは必ず理由があるはずです。

今回受講したセミナーでは、その他にも新鮮野菜と果物を利用したスムージーを販売するサイト、自動車用のバッテリーを専門に販売するサイトが紹介されましたが、いずれも他商品との差別化が難しかったり購入する過程での導線が上手くできていなかった原因への対処を 、販売方法を変えたり商品選択の方法を整備することで解決していました。

ECサイトに限った話ではないですが、近年Googleが幾度も行っている検索アルゴリズムの変化により求められる「コンテンツの質」とは、こういった姿勢のコンテンツではないでしょうか。

目の前の商品が魅力的であるならば、伝え方ひとつで印象は大きく変わっていくはず。

際限なく交わされるSEOに関するマーケティング手法や技術ばかりにとらわれず、人の心を掴むコンテンツをつくりつづける。
そういったウェブサイトに上位評価を与えるのは極めてまっとうな事ではないか?

今回のセミナーでは、思いがけずそんなシンプルな事に気づかされました。

私自身も、ウェブに携わる人間として常にそんな姿勢で仕事に取り組んでいきたい、と心に帯を締め直す気持ちになりました。

 

 

 

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