レコメンド&レポート

急がば回れ。地味だけど大切な、「サイト改善」の考え方

May 27, 2014

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こんにちは。編集デザイン部の宮川です。
前回記事の井上に続き、わたしからも、「Web&モバイルマーケティングEXPO」専門セミナーの受講レポートをお届けします。

わたしが受講したセミナー「わずか1ページの改善で次の日から売上3倍! 〜WEBからの売上を1年で10倍にするサイト戦略・サイト改善手法〜」では、サイト改善ノウハウを長年研究されている株式会社ペンシルの覚田さんからお話を伺いました。

そのリニューアル、必要ですか?

みなさんは、もう何年経ったから、成果が出ていないから、といってなんとなくリニューアルを行っていないでしょうか? 覚田さんは、こうしたやみくもなリニューアルに待ったをかけています。
リニューアルは、「成功」を確実に保証するものではありません。大幅に作り替えた後は、成果が出なくても元に戻すことはできません。多大なコストや時間を投資する前に、できることはないでしょうか。

まずはどこがネックになっているのかサイト分析を通じて見つけ出し、改善を試みてみませんか。
他媒体とくらべてウェブが有利なところは、変更が容易であることです。もしその変更の結果が「失敗」なら戻せば良いし、「成功」ならそのままにすれば良いのです。この一連のサイクル(PDCAサイクル)を積み重ねていくだけで、サイトは一歩一歩着実に改善されていきます。
当たり前といえば当たり前の話なのですが、それを再認識するだけで、まだまだやるべきことがたくさんあるような気がしてきませんか?

もちろん、覚田さんもリニューアル自体を否定しているわけではありません。
リニューアルは、改善したいポイントがあるのにシステムの都合上それが叶わないときや、たくさんの改善施策を経て「このページはこう、あのページはああだったらもっと成果が出る」というビジョンが明確になったときに行うと、効果的なのだそうです。

唯一無二のあなたのサイト

セミナーでは、「これをしたらこれだけの成果が出た」という具体例をたくさんご紹介いただきました。中でも特に参加者の反応が大きかったのは、LIONオンラインショップの注文フォームの事例でした。

【ケース1】リピーターを増やす

ECサイトにおいてリピーターは重要です。そのリピーター獲得に有効な手段であるメルマガを、より多くのお客様に購読してもらうにはどうすればよいでしょうか。
まず、商品を購入する際に必ず通る注文フォームで、「メール配信を受け取る」というチェックボックスに初めからチェックを入れておきます。そして、メールを受け取りたくないお客様がこのチェックを外すと、「メールを受け取るとどのようなメリットがあるか」をアピールするテキストが新たに出現するようにしたのです。
お客様からすると、自分の操作に合わせて画面が変化するのでつい気になって読んでしまううえ、購読のメリットが伝わるので納得感を持って選択できるというわけですね。
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【ケース2】離脱率を下げる

注文フォームまできているということは、ほぼ買う気があるということなので、ここで離脱させてしまうのはたいへんもったいないことです。だから、入力エラーが頻発している箇所は特に改善が急がれます。
この注文フォームでは、分析の結果、「生年月日の選択」でエラーが頻発していました。そこで、西暦と和暦を併記するスタイルに変更したところ、エラー発生率が格段に下がったのだそうです。
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ここまで聞いて、「なるほど、その手があったか! さっそくウチのサイトでも真似しよう!」と思われた方もいるかもしれません。
でも、この事例はあくまで「この業種の」「この目的の」「このターゲットに向けた」サイトにおいての成果であり、こうした背景や文脈をまったく無視して手法だけを真似ても、同じ成果が得られるわけではありません。むしろ、自サイトにとって不要な機能を足すことで、お客様が離れてしまうことすらあり得ます。
大切なのは、唯一無二のあなたのサイトがどんな問題を持っているかを把握し、改善していくこと。事例からは、「ひとつの結論に至るまでの考え方」を学び取りましょう。

サイクル回しをはじめよう

LIONオンラインショップでは、なんと、年に350個、月に直すと30個もの施策を行っているのだそうです! その成果は、サイトの端々に散りばめられた、おもてなしの心からも伝わってきます。

改善施策のひとつひとつは、上記で挙げた事例からも分かるように、突飛なものや、手間がかかるものである必要はありません。
リニューアルやプロモーションと比べると見劣りするし、遠回りにも思えますが、まずはPDCAサイクルを回しはじめること、そしてそれを続けていくことこそが、「成功」に近づくもっとも確実な方法なのではないでしょうか。

覚田さんのお話は、YouTubeチャンネル「ペンシルアカデミー」でも視聴できるので、本記事で興味を持たれた方はぜひ覗いてみてください。

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