カタログ

綴じ方で分かる金額と見栄え!

February 27, 2015

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皆さんは制作の最後の過程「製本」について考えたことがありますか?
綴じ方でページネーションが変わるって?カタログで最適な綴じ方は?
そこで今回は「製本」について紹介します。

その1. 製本とは?

印刷物を糊・針金・糸等で綴じて本の形にすることです。
製本の流れとしては、刷版→印刷→折り→綴じ→断裁になります。
その過程の中でも綴じ方はページネーションを決める上で重要な情報になってきます。
製本の流れ

その2. 綴じ方が重要な訳

綴じ方にも様々な種類があり、一般的に①中綴じ、②無線綴じ、という綴じ方で製本されています。
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中綴じの場合、紙を半分に折ります。すると4頁出来ますね。これを重ねて針金で止め完成です。なので、紙を1枚増やすごとに4頁ずつ増えていくわけです。
無線綴じの場合、一枚の切り離された紙を頁順に重ね、綴じる部分に糊を塗り表紙でくるみ完成です。すると1枚に表と裏があるので、2頁ずつ増えていくわけです。
中綴じは4の倍数、無線綴じは2の倍数になります。だから制作物の総頁数は必ず偶数になるのです
綴じ方が重要な訳は、綴じ方次第で最終的なページネーションが決定されるからなのです。

その3. 製本の「分類と特徴」

製本を大きく分けると上製本と並製本に分類されます。その中でも様々な種類があります。
そこで製本の種類と特徴を併せてまとめてみましたので、参考にして下さい。

●上製本 …… 糸で綴じ、厚めの表紙で本文を包むもの。上質で耐久性が強い。その為コストがかかる!

・糸かがり綴じ
背の部分に糸を通して綴じる製本。綴じた部分まで開くことができ、強度が優れている。事典、記念誌、写真集等に最適。
・アルバム仕上げ
片面を印刷し半分に折り、重なった部分を全面に糊付けする合紙製本。少頁数の原稿で、厚みと高級感をもたせることが出来る。また、180度に広げて見ることが可能。アルバムや絵本で用いられる。
糸かがり・アルバム仕上げ

●並製本 …… 綴じ方が複数存在する。仕上がりが早く、低コストで出来る為、幅広い印刷物に用いられる!

・中綴じ
一般的な綴じ方の一つ。表紙と本体を頁順に折り合わせ、一緒に背から針金で綴じる製本。仕上がりが早く、簡単かつ安価。耐久性が弱い為、厚みのある印刷物には不向き。パンフレット等で多く使用される。掲載する商品が少ない単品カタログ等は中綴じが多い。総合カタログは厚みがあるため不向き。
・ 平綴じ
本体の背を針金で2〜3ヶ所綴じ、それを包むように糊で表紙を貼り付けたもの。ノドまで開くことができないため、制作時に印刷領域を考慮し綴じ部分からのスペースを計算しておくことが必要。報告書や小冊子等に用いられている
・無線綴じ
背を糊で接着し綴じる製本。針金や糸を使用しないことから「無線」と呼ばれている。中綴じより厚みに耐えることが出来、文庫本やコミック、カタログ等に多く用いられている。耐久性が強いので長期間保存出来、多くの商品を掲載する総合カタログに適している。dasで制作している総合カタログも一般的に無線綴じ
・ 網代綴じ
無線綴じとほぼ同じ綴じ方。背に切り込みを入れる事で、糊を浸透させ全体を接着する。そのため無線綴じと比べ耐久性が高い。
・ミシン綴じ
針金等を使わず本の中心を糸だけで綴じるので、環境にやさしく、安全。印刷面積を広くとることができ、絵本やノート等で多く利用される。
中綴じ・平綴じ・無線綴じ・網代綴じ・ミシン綴じ

●その他の製本

・スクラム製本
針金や糊を使用せず、二つ折りした用紙を重ねていく製本方法。中綴じ製本と違い、4で割り切れない頁数でも、間にペラ紙を1枚はさむことで対応できる。申し込み用紙や広報誌にオススメ。
・リング製本
紙に穴を開けプラスティックのリングで留める製本方式。180度見開きが可能で、プレゼン資料やマニュアル等によく使用される。カタログをリング製本にすることで、気になる商品の掲載頁だけを取り外し、別のバインダーに整理し保管する事が出来、持ち運びが便利になる。
・テープ製本
中身の背をテープで留める製本方式。契約書やノート等で用いられている。
スクラム製本・テープ製本・リング製本

綴じ方比較

製本について分かって頂けたでしょうか?
どんな製本方法を選ぶかはコスト、早さ、耐久性、見栄え等様々です。
デザイナーはお客様の用途にあった制作物を共に考えるところから考えて、 制作物に合った製本を提供したいですね。

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ライター紹介

SUZUKI.Y

デザイナー

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