レコメンド&レポート

芸術を味わう! 国立国際美術館コレクション~美術の冒険~

July 3, 2014

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6月15日に新潟朱鷺メッセの万代美術館に、「国立国際美術館コレクション」を見に行ってきました。

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絵画から空間デザイン、写真、オブジェなど、有名な方の作品が新潟でも味わえてとても嬉しいです。
その中でも気になった作品をピックアップしたいと思います。

1. 作者:フランク・ステラ
 作品名:グレー・スクランブルⅩⅡダブル

この作品は2枚で一つの作品になっています。 それぞれ同じ色を使って四角の模様をサークル状に描いたものです。
同じ色、同じ形状なのに色の並べ方が違うだけで1枚1枚の感じ方が違いました。色の使い方はデザインをするにあたってとても重要な事で、 それぞれ色の相性もあるので、この方の作品はとても良い刺激になりました。
他にも数々の作品を作っているので、色の組み合わせ方に困った時はこの方の作品を参考にしてはいかがでしょう。
明るい色と黒の組み合わせはとても色が栄えますし、寒色と黒の組み合わせは上品な印象を与えます。
また、使う色の面積も、デザインをするにあたってとても大切な事でもあります。 この作品を見て改めてカラーバランスの重要性を実感しました。これからのデザインに生かしていきたいです。

2.作者:草間彌生
 作品名:道徳の部屋

140701_rep_02※万代島美術館公式サイトより

写真では感じとることが出来ないくらいの迫力がありました。
草間さんといえば様々な色の水玉模様のモチーフを使ってデザインされるのが特徴ですが、今回私が見てきた作品は銀一式に包まれた高さ2mくらいの大きなミクストメディアでした。
近くで見ると、果物、キューピーの人形、数々の野菜や男性器などがあって、それらにメタリックな色彩を施して箱の中にひきつめてありました。
一瞬ぞわっとしましたが、私の中ではその作品から「生命」というキーワードが読み取れました。
生命からの道徳的思考を訴える、とても奥が深い作品でした。言葉が無くてもデザインで伝わるって凄いですね。
デザインで伝えるには、やはり「何を自分がどういった形で伝えたいのかをしっかり頭の中でイメージしながら作る」事が大事だと思います。
しかしそれは、簡単そうにみえてとても難しい事でもあります。伝えたい事を明確にし、形にするまでの作業は用意ではないです。
尚且つ私達の職場では期限もありますので、ゆっくり時間をかけて制作するということはあまり出来ません。
「限られた時間の中で何かを伝えるデザイン作る」この作品を見て1つの課題が見つかりました。頑張ります。

3.作者:ニキ・ド・サンファール
 作品名:アダムとイヴ

アダムとイヴという名はよく神話で語られる最初の人物としてよく耳にしていました。作品名はその2人からきているのでしょうか。
まっすぐな姿勢で固まっているようなイヴに対し、アダムは大らかで気ままな様子が1つのオブジェで表現されていました。 神話という型にはまらず、自由な発想で作られていました。
この方もまた、目の引くような色使いでとても迫力のある作品を作られています。
ぜひ気になった方は調べてみて下さい。

4.作者:米田知子(写真家)
 作品名:フロイトの眼鏡-ユングのテキストを見るⅡ
     マーラーの眼鏡-「交響曲(未完成)第10番」の楽譜を見る
     谷崎潤一郎の眼鏡-松子夫人への手紙を見る
     ル・コルビジェの眼鏡-パリ「近代住居」の講演原稿を見る

140701_rep_03※(フロイトの眼鏡-ユングのテキストを見るⅡ)※米田知子 公式サイトより

写真家の作品です。様々なテキストや楽譜などに書かれた文字を視力が弱い人の視点と眼鏡を使った時の視点が1枚の写真になっているものです。
今ではPhotoshopで簡単にこういう画像が作れますが、実際にこういう写真を見ると、やはり写真の方がリアリティがあって時間が止まったような清潔さがあります。
奥行きもしっかり感じられますし、こういう自然なイメージがさらに写真に味が出ています。
最近私も観光に行く時はiPhoneで写真を撮ることが多いですが、一眼レフのカメラで撮ったものと比べてるとやはり雰囲気が違いますね。一眼レフの方が断然綺麗です。
写真の構図もただ遠くから眼鏡で本を見ているだけなのにバランスも良く、惹かれるものがありました。
こういったシンプル、且つ深いデザインがとても好きなので、今後デザインをする際に参考にしたいと思います。

紹介した作品以外にもとても良い刺激になるものばかりでした。満腹です。
今回見てきた作品をこれからのデザインに生かしていこうと思います。

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ライター紹介

KIMURA.Y

デザイナー

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