レコメンド&レポート

固定概念をぶっ壊せ!

August 4, 2014

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初めまして、高崎と申します。

今日は、今年読んだ本の中で心に引っ掛かっているものを私見を含め、紹介していきたいと思います。

「1000%の建築」 僕は勘違いしながら生きてきた
谷尻 誠 著

タイトルいいですね。100%ではなく1000%! どっぷり感漂います。
この本を読んだキッカケは、ある提案のための資料として弊社秋田が持ってきたからです。(秋田の持っている本は面白いです)
建築専門の話ではなく、谷尻さんの発想、考え方などの紹介で、建築という風に身構えると少し内容に戸惑います。
谷尻さんのものづくりの視点が充分に詰まっているので、建築のことがわからない私でも読み応えある内容でした。

今回は、その一部を紹介します。

谷尻さんが学生時代バスケットボール部だった時のエピソードです。
バスケットボールはポジションごとに役割があります。どのスポーツでもそうだと思いますが、それはある程度身体能力や監督の意向により決まることが学生時代には多いです。
例えば、一般的に背の低い人は、背の高い人に比べドリブルが上手かったりするので、ボール運びのポジション、つまりガードとなることが多いのです。その逆で、背の高い人は背の低い人に比べあまりドリブルが得意とする人が少ないため、センターになることが多いです。しかし昨今のNBAなど見ていると、そんなことはありませんが…。

前置きはこれくらいにして、谷尻さんは背が低くゴール付近の争いに向いていないと判断し、3ポイントの練習をしたそうです。恐らくガードか、シューティングフォワードか。私も中学高校とバスケ部でこの辺の事情は多少わかりますが、背の低いものには背の低いものでしかできない戦い方があります。私の場合、スピードがあったので1対1で切り崩すのが上手いと思っていましたが(練習では上手かった)、本番ではからっきし…。谷尻さんも背が低いものとしての戦い方として、3ポイントを選択したと思います。
そこで、私の概念にない驚きの内容が掲載されていました。その内容とは、3ポイントの1メートル手前からシュートを放つということ。通常の概念ではありえないことです。ましてや遠くからのシュートなので確率は落ちるので、できるだけ3ポイントラインぎりぎりで放ちたいもの。何故そのようなところからシュートするかと言うと、そこなら誰にも邪魔されずシュートできるからだと。そこからのシュートの精度を上げると楽々シュートが打て得点になります。
また、そこからシュートが打てることをディフェンスが知ると、ディフェンスがあがり、その分スペースが生まれ、プレイヤーが動ける範囲が広がり攻めやすくなるのです!

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いや~、なかったです、その発想。
そんな事考えるひとは周りに一人もいませんでした。
みんなディフェンスが来たら抜けばいいじゃんとしか考えていなく、当たり前のようにラインぎりぎりからシュートを放つものとして、考えていました。この発想、この考え方が谷尻さんの根幹にあるようです。

私もクリエーターとして、いつも固定概念が邪魔するときが多くなかなか抜け出せないときがあります。デザインとはある事象に気付き、それは「もうちょっとこうしたら良くなるな」っていうことを発見することだと思っています。
しかし、なかなか発見することは難しく、また固定概念が邪魔するため発見が遅れます。谷尻さんのこの発想、物事を多角的にみることや観察力かな、これらを既に身につけていたところに驚きを感じました。

考えることを考える

谷尻さんって、絶えず考えて楽しんでいるのかなって思います。
デザインの仕事って面白いですね。こんな面白い事を考える人達がわんさかいるデザイン業界、面白いですね。

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ライター紹介

TAKASAKI.T

クリエイティブディレクター

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