カタログ

表紙のデザインに必要なものは?

August 18, 2014

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

みなさんこんにちは。
夏本番で、とても暑い日々が続きますがお元気でお過ごしでしょうか。

今回は「表紙のデザインに必要なものは?」です。
カタログの“顔”とも言える表紙。お客様もデザイナーもそれぞれ色々な想いがあり、悩まれるところだと思います。
今回はそんな表紙に必要なものについて、なるべくわかりやすく書いていきたいと思います。

そのカタログ、誰に、どう見られたい?

140808_cat_02

まずはじめに、そのカタログは、
・どんな人に(ターゲット)
・どう見られたいか(ブランディング)
について考えることが必要です。
最初にしっかりとこの2つを設定し、ブレることなく表紙づくりを進めることはとても重要です。 お客様へのヒアリングや業界・競合調査などを経てしっかりとコンセプトを固めていきます。 今までのイメージを踏襲し、より強く印象付けていくのが良いのか、 全く新しいコンセプトのもとリニューアルするのが良いのか。
「誰に、どう見られたいか」をきちんと考えるところから始めましょう。

H1.inddAGCテクノグラス様のiwaki耐熱ガラス食器カタログ。
メインターゲットである20~40代女性が憧れるような、ナチュラル&オーガニックなライフスタイルを表現。 130周年を迎えた2013年の表紙(左)には創立記念ロゴを載せています。

短時間で効果的に伝えるには?

140808_cat_05

カタログは何よりもまず、開いてもらえないと意味がありません。 そのために表紙では、できるだけ短時間に、
・何のカタログであるか
・ユーザーに有益な情報が載っているか
を伝えることが必要です。
よく陥りがちなのが、言いたいことを盛り込みすぎて本当に伝えたいことがぼやけてしまうケース。 カタログユーザーは同時期に他社のカタログも手にしている可能性があります。 紙面が散漫になることで結局何が言いたいのか伝わらなくなってしまってはいけません。
一番伝えたいメッセージをきちんと精査し、シンプルに表現することが大切です。

140808_cat_06TOSO様のカーテンレールカタログ。
製品がコーディネートされた写真を全面に使い、何のカタログであるかをしっかりと伝えています。 新製品や特集の紹介を雑誌風にデザインし、カタログを開いてもらう工夫をしています。

印象を残すには?

140808_cat_09

カタログがお客様や販売店様に届いてすぐに使われなくても、印象を残し、あとで手に取ってもらえるよう工夫することが大切です。
規格外のサイズにしたり、紙質やインクにこだわったり、特殊な印刷加工を施すことで伝えたいコンセプトをより強調することもできます。
「そんなにコストをかけられない。でもインパクトのあるものにしたい!」そんなとき、ちょっとしたアイデアでガラッと表情を変えられるのでおすすめです。

140808_cat_10
内田洋行様のオフィスカタログ。
新製品チェアの背もたれに使用されている模様をテキスタイル風にデザイン。ニス加工を施すことで、光の当たり方によって表情を変える演出をしています。

「背」の重要性について

140808_cat_12

カタログはほとんどの場合、背表紙を向けた状態で保管されます。
普段目にする確率は表紙より高いため、背表紙のデザインもとても重要です。
ひと目で、どこのカタログか判別できるよう背のデザインをフォーマット化するものあれば、競合調査や検証を繰り返し、毎回デザインを変えるカタログなどさまざまです。
一緒に並べられ保管される可能性のある競合カタログに対し、限られたサイズの中でどうアプローチするか、背表紙だけでも十分な検証が必要になります。

140808_cat_13
TOSO様のカタログ・サンプル帳(左)と、内田洋行様のウチダスカタログ(右)の背。
一目でメーカーを判別させる事を目的にしたTOSO様は、製品カタログの背フォーマットを統一することでブランド力を表現。
逆に、内田洋行様のウチダスカタログは、毎回競合調査や検証を繰り返し、毎号リニューアルしています。

まとめ

表紙のデザインに必要なものを考えて参りましたがいかがでしたでしょうか。
これからも、カタログ全体をしっかりと語ることができる表紙づくりに邁進したいと思います。

表紙をつくるときのヒントになればと願いつつ。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

ライター紹介

TAKAGI.S

アートディレクター

--

お気軽にお問い合わせください。
ご質問やご相談を承ります。どうぞ、お気軽にお問い合わせください。

お問い合わせ

メールマガジン登録
バックナンバーへ

最新の制作事例や季節のトピックス、デザイナーのつぶやきなど、das.ならではの情報をお届けします。
なお、メールアドレス入力前に「個人情報の取り扱いについて」をご覧ください。
ここでご入力いただきましたeメールアドレスは、メールマガジン配信のためだけに使用いたします。

follow us
google+