トリビュートバンドという言葉はご存じでしょうか。
著名なミュージシャン、バンドなどの業績を讃えるために
楽曲演奏やパフォーマンスをするバンドのことです。
先日、あるイベントでトリビュートバンドの演奏を目の当たりにしました。
その名も『GUEEN』!
QUEENではなく、GUEENです。
QUEENのトリビュートバンドで、メンバーは全員日本人です。
ボーカルのフレディ波多江は普段は会社員。
他のメンバーは全員プロ。
フレディ波多江の宴会芸からスタートしたバンドです。
ただの色物コピーバンドだろ?
なんて思っていると痛い目に合います。
ボーカルの人の良さそうなMCやコメディタッチな動きとは裏腹に
卓越した演奏能力とメンバー全員でのコーラス、ギターオーケストレーション等々、
思わず「おぉ~!」と声が出てしまうほどのコピーの完璧さで観客を魅了します。
コーラスパートを全て生演奏で再現するBohemian Rhapsodyを聴けるなんて
至福のひとときでした。
そんな、GUEEN。
すでに20年以上活動していて、
1990年には「イカ天」こと、いかすバンド天国では審査員特別賞。
2004年にSUMMER SONICに出演。
2012年マーキュリー・フェニックス・トラストというAIDSのチャリティー団体に寄付をしていて、本物QUEENのブライアン・メイ、ロジャー・テイラーから感謝状が届く。
2013年ポール・マッカートニー来日の際、プライベートパーティに招待され演奏。
等々、ただのコピーバンドの枠を超えたバンドです。
実はQUEENのトリビュートバンドというのは他にもいて、
Queeness(クイーンネス)だったり、
KWEEN(クイーン)というのもいます。
KWEENにいたってはWikipediaも存在します。
フレディー追悼番組を制作していたBBCの単独インタビューを受けたり、
2003年にライジング・サン・ロックフェスティバルにも出演しています。
残念ながら現在は実質的には解散しているそうです。
彼らはあくまでコピーバンドなので本物ではありませんが
既に生演奏では聴くことのできないQUEENに代わり、
素敵な疑似体験をさせてくれました。
今度は単独ライブも行ってみようかな。
写真はすべて、フレディ波多江さんから許可をいただき使わせていただきました。
波多江さんありがとうございます。
2014年12月20日 Shibuya O-EAST チャリティライブの様子
AMANO.S
アートディレクター
--