一部で非常に盛り上がりを見せているポータブルオーディオ。
先日、都内の専門店が開催するイベントに参加してきましたがかなり盛況でした。
魅力的な製品が続々登場しているので買い換えたい欲求が止まりません。
さて、今回はアンプの話です。
皆さんはDAP(デジタル・オーディオプレイヤー)からイヤホン・ヘッドホンで聴く音に迫力が無い、音圧が足りないと感じたことはありませんか。
その理由のほとんどはDAPの出力不足です。
DAPは簡単に言うと以下の仕組みで音が出力されています。[ ]表記は装置です。
DAP内の曲(デジタルデータ) → [DAC(デジタル-アナログ変換回路)] → アナログデータ(b)→[アンプ(増幅器)](a)→ 増幅されたアナログデータ → [ボリューム] → [イヤホン・ヘッドホン] → 耳
という経路で音として届けられます。
それぞれが重要な役割を持っていますが、(a)の[アンプ]部が迫力・音圧に最も関係してきます。
通常DAPに内蔵されているアンプはそれほど強力な物ではないため、DAP単体ではどうしても出力不足になってしまいます。
そこで外付けのポータブルアンプを接続し音を増幅して大出力で聴こう!というわけです。
ボータブルアンプ
DACとポータブルアンプの接続はアナログのLINEOUT、デジタルの光デジタル・同軸出力等が有りますが今回は純粋に出力を増加するLINEOUTからの接続を説明します。
LINEOUTとは上記の(b)のアナログデータの時点でDAPからデータを取り出すことで、そこからポータブルアンプに接続することでDAP内のアンプではなくポータブルアンプでより強力に増幅されるという仕組みです。
ボリューム以降の機能をポータブルアンプに任せます。
(ちなみのボリュームは音を大きくする装置ではなく音を絞る装置です)
1万円クラスのDAPでは大抵はLINEOUT機能が付いています。またiPhone,iPodではLightningまたはDocからLINEOUTが可能です(LightningではDocへの変換アダプタが必要)。
DAPとボータブルアンプを接続
ポータブルアンプは安いもので数千円、高いもので30万円とグレードにかなり差があります。購入前には試聴することをおすすめします。
高級なイヤホン・ヘッドホンなのに何故か音に迫力がないと感じている方はぜひお試しください。
通勤音楽が楽しくなること間違いなしです。
SATO.M
データディレクター
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