富士山と紅葉と岩のフェイスを見に「三ツ峠」に行ってきました。
三ツ峠は、開運山、御巣鷹山、木無山の三山の総称で、富士山の絶景もさることながら、ロッククライマーにとって古くから親しまれてきたゲレンデです。
最近は映画の「岳」の撮影で使用された岳ルートや「山のススメ」というアニメなどでも聖地となっていて、多くのハイカーでにぎわっています。
屏風岩と紅葉のコントラストがとても鮮やかでした。
あまりなじみがないと思うのですが、登山にもグレード体系というのがあり、クラス1〜クラス6まで決められています。
この体系をデシマルグレードといい、主にアメリカやカナダ、日本などで採用されています。
詳しくは、ヨセミテ デシマル システム(YDS)をご覧ください。
その他にも、フランスやオーストラリアなどいろいろなグレードが存在するのもおもしろいです。
このデシマルグレードのイメージを簡単にまとめてみました。
Class 5については5.9以降は、5.10cなどさらに4段階細かく分かれますが、その説明はここでは割愛します。
- Class 1=ウォーキング
ケガすることが少ないウォーキング。(トレッキングシューズおすすめ) - Class 2=ハイキング
時として危険が生じることがあり、手を使うことがある。(トレッキングシューズは強くおすすめ) - Class 3=登山(トレッキング)
三点支持が必要で、初心者はロープを使った方がいい場面がある。滑落はケガをする可能性。(登山靴) - Class 4=登山
岩場は露出、時によりロープは必要で、ホールドは容易に見つかる。滑落はケガをする。(登山靴) - Class 5=フリークライミング
ロープなどのプロテクションが必要。ロープ未使用は重傷や死亡につながる。(フリークライミング専用シューズ) - Class 6=アルパインクライミング
機材を使用し、安全確保が必要な登攀。(登山靴)
最近は、これらの体系に含まれないようなトレイルランニングやボルダリングなどもとても人気で、週末の山やジムなどは多くの人でにぎわっていています。
このボルダリングについても、グレードがあり10級から5、6段といった階級グレードが設定されていて、フリークライミングとの対応表などもありますので、探してみてください。
ボルダリングはトレーニングの要素も強いですが、そのゲーム性と動きのテクニックなど習得すればするほど、ハマってしまうスポーツです。
個人的には、2020年の東京五輪の追加種目として、国際オリンピック委員会(IOC)に提案しているスポーツクライミングを心から応援したいと思います。
https://tokyo2020.jp/jp/news/index.php?mode=page&id=1472
機会があればぜひチャレンジしてみてください。
ボルダリングでは、世界共通で「ガンバ!」「ナイス!」といってチャレンジしている人に声援を送ります。
ISHIZAKI.J
データディレクター
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