前回の記事でWordPressの概要をおおまかにお伝えしましたが、今回はもう少し掘り下げて解説していこうと思います。
■ メリットとデメリット
企業サイトをWordpress化するというのは、大前提として『サイトを自社で運用管理する』ということです。
前回ご紹介したように、弊社のウェブサイトでは「制作事例」「ニュース」「ブログ」などもすべてWordPressの管理画面内に格納されています。
尚かつhtmlがわからない人でも更新できるように「画像をアップロードする箇所」、「テキストを入力する箇所」など入力項目がいくつも用意されています。
更新箇所があらかじめ決まっているサイトであれば、このような機能で更新を容易にすることが可能です。
デメリットとしてよく言われることは、
・データベースを読み込むために静的なサイトに比べるとどうしても時間がかかってしまう
・アップデート時に仕様の変更のためプラグインが動かなくなってしまう恐れがある
…などがあります。
■ さらにはECサイトや不動産サイトも
今回のテーマからは少し脱線してしまいますが、前述したような機能を熟知した上で開発を進めていくと、プラグインやテーマを自作することが出来ます。
例えばBtoC企業の場合、企業サイトとデザインを合わせてECサイトを構築したいなど、どんどん要望は大きくなるばかりです。
ECサイトでいえば、国内最大シェアを誇るEC-CUBEやカラーミーショップなど、独自のツールでの開発する他、個人や小規模の店舗などのECサイトであればBASEやSTORES.jpで代用してしまう例が多いですが、WordPressのプラグインで自社サイトにこれらの機能を追加することが出来ます。
WordPressのカートシステムプラグインで言えば
・Welcart
・Woocommerse
などが有名です。
海外のWordpressテンプレートなどにWoocommerseのプラグインを利用したテンプレートなどをよく見かけます。
日本ではWelcartの利用率が多いイメージですが、昨年の日本語化対応のおかげか、日本でもWoocommerseを利用したECサイトをよく見かけるようになりました。
企業サイトの紹介ついでに、「COMPANY」つながりでたまたまWordPressを使用したショッピングサイト見つけたのでご紹介します。
学芸大学前にあるグロッサリーストア「FOOD&COMPANY」のECサイト。
WordPressを利用して、読み物コンテンツなども充実している上にWoocommerseによるカート機能が備わっています。
http://store.foodandcompany.co.jp/
WordPressのプラグインでは、その名の通り「不動産プラグイン」という不動産サイト構築に便利なプラグインなど、特定のサイト形態に特化したプラグインやテーマがたくさんありますので、企業サイトからいろいろなページに展開していけるというメリットがあると思います。
■ AssetNowもよろしくお願いします
das.の関連会社であるinfosign(インフォザイン)では、自治体や教育機関などに特化したCMS 「AssetNow(アセットナウ)」 の開発、販売代理業務を行っています。
AssetNowは複数人管理のための認証機能など、教育機関向けに特化した機能がたくさんあります。
たくさんの方が利用するCMSには、その運用方法や規模において一長一短あるので、前回紹介したCMS含め用途に合わせて、自社サイトに適切なCMSを探してみてはいかがでしょうか。
その中でも、WordPressはやっぱり使いやすいですよ、という記事でした。
INOUE.T
デザイナー
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