弊社もいよいよ今年度から全社的にAdobe Creative Cloudの導入に踏み切りました。
2018バージョンで更に便利さを増して来ましたが、中でも、個人的には懐かしい「Dimension」の名が復活したのが嬉しく思いました。
旧「Dimensions」はIllustratorの3D機能拡張として(今はIllustrator標準機能として吸収されました)新しい「Dimension CC」は触ってみるとかつてのそれとは全く異なる機能とコンセプトに生まれ変わって、主に企画・提案・コミュニケーションを目的としたアプリと言えそうです。
XD(プロトタイプ制作アプリ)然り、最近のAdobe Creative Cloudは制作に至る前のコミュニケーションの充実に力を入れている様ですね。
早速、Dimension CCであるお客様の商品パッケージのイメージを作成していた最中、ふと疑問が浮かびました。粉末状の商品を液体やペースト状にしてはいけないのだろうか? ユーザーにとって粉末の取り扱い使い勝手はベストなのか? 状態を変える事で潜在ユーザーにリーチできないのか? それできない要因は何か? 作業しながら担当ディレクターと質問・議論が広がります。とは言えそれが容易な事ではないのも想像つきます。
話しながら「じゃあちょっと雰囲気だけでも作ってみよう…」と、こっそりAdobe Stockから良さそうな容器の3Dモデルをダウンロード。色やテクスチャを選んで、ロゴマークを貼り付け、レンダリング。その間ものの15~20分程度。 なかなかいい感じじゃないか?
仕上げに液体を象徴する躍動的なオブジェクトを配置してレンダリングしたら、それだけでもうちょっとしたイメージビジュアルぽい。
(※イメージ中のロゴは変更しています)
ほんの思いつきだからこそ、簡単にスピーディにイメージ化する事で想いを共有し、その先のアイデアの発展に繋がる。思いつきだからダメ元でいい。簡単だから思いつきを直ぐかたちにできる。荒削りでも言葉プラスαをお客様に提示できる。
「おせっかい」をモットーにしてきた弊社には非常に頼りになるツールとなりそうです。
次回はDimension CCのAI機能の事と、合成時のちょっとしたコツについてお話ししようと思います。
AKITA.H
クリエイティブディレクター
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