das.に入社して早1年半が経ちました、プランナーの藤井です。
私は現在、パンフレット等のコンセプトやコピーの作成を担当させていただいています。その際にとても重要になるのが、お客様へのインタビューです。ブレのない制作を行うためには、お客様がどんなことを目指しているのか、どんな思いでお仕事をされているのかをきちんと理解する必要があります。
しかし、インタビューとはなかなか難しく、苦手意識を持ってしまっているのが正直なところ。というわけで、先輩社員Yさんに「インタビュー上達法」を研修の一貫で伺ってみました。私のようにインタビューが苦手な、新人プランナーさんやライターさんのヒントになると嬉しいです。
先輩Yさんについて簡単にご紹介
Yさんは大学を卒業後、3年間編集プロダクションで雑誌編集に携わり、数年間フリーライターとして活動を行なったのち、das.に入社されました。現在はdas.を退社し、フィリピンのセブ島にて子育てをしながら、フリーでお仕事をされています。
インタビュー前に心がけること
①とにかく、徹底的に下調べをする
インタビュー相手がどんなことをしているかはもちろん、著作物、作品、過去のインタビュー記事などを必ずチェックするそうです。
②核になる質問を決めておく
インタビューは盛り上がった気がしたけれど、聞きたいことが実は聞けていなかった!と後から後悔することはありませんか? 聞きこぼしを防止するためには「これだけは聞きたい!」という核になる質問を先に決めておくと良いそうですよ。
③知ったかぶりはしない
きちんと下調べした上でも、自分の知らない情報が出てきた場合は、素直に聞き返しても大丈夫だそう。確かに、知ったかぶりがバレて、相手からの信用を失う方が怖いです。
インタビューが終わったら
①レコーダーをもう一度聞いてみる
レコーダーを再生して、「自分の質問の癖」や「コミュニケーションの勘違い」が起きていないかを確認してみましょう。自分の口癖や、意図がうまく伝わらなかった質問に気づくことができます。
②文字起こしを元に再構成する
思ったよりインタビューが盛り上がらず、すぐに記事の構成が描けなかったときは、文字に起こして「内容の組み替え」をするそうです。読者が理解しやすいように、ライターが構成し直すことも必要なんですね。
おまけ
Yさんも新人の頃は、インタビューに苦手意識を持っていた!
今や、独立してバリバリ仕事をこなしているYさんですが、新人の頃は先輩のインタビューと自身のインタビューを比べて、苦手意識を持っていたそうです。自身のインタビューは先輩と比べて盛り上がらないと感じ、終わってから聞きたいことを思い出して後悔する、という繰り返し。そんなとき、同僚さんからの一言で、自身のインタビューへの考え方が変わったそうです。
「Yさんって、相手に嫌な気持ちをさせないよね」
Yさんはそれまで、インタビュアーはその場を盛り上げて言葉を引き出さなくてはいけない、というイメージを持っていたそうです。しかし「相手に嫌な気持ちをさせない人柄」も評価に繋がるということに気づいたそう。それからは、無理に盛り上げようと気負うことなく、インタビューをするようになったそうです。インタビューという自分のスタイルを確立していくことが大事ということですね。
感想
この研修を通して、インタビューは慣れないものだ、という先入観を持っていたことに気づきました。ものすごく勉強した科目の試験は、自信満々で臨めますよね。それはインタビューも同じで、しっかり準備することが大切なのだなと感じました。これからは自分に合ったテクニックを身につけて、私らしいインタビューのスタイルが確立できるように精進いたします!
FUJII.S
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