皆さんの「プチ非日常」は何でしょうか。
去年の秋、突然「苗場山の縦走」をすることになりました。das.登山部への参加です。それから、知識や装備そして体力に自信が無い中で、楽しみながらいろいろと準備しました。
das.登山部の部長からの最初の指示は、新田次郎著「孤高の人」を読むこと。ここに山の魅力やリスクなど全て書いている、ということでした。山好きは一度は読んでいるそうで、この本を読んで山をはじめる人も多いとか。
なるほど、加藤文太郎をモデルにしたリアルな描写は面白く勉強になります。それと主人公のスタイル「単独行」のカッコ良さ、登山家はこういうスタイルに憧れるんでしょうね。
まずは学ぶ
短期間で学ぶために、まずは一人でやってみること=「単独行」がいいかも、ということで一番簡単で安心な山「高尾山」を一人歩きすることにしました。
最初は「高尾~陣馬縦走」18km。奥高尾の中では人通りも多く、道も整備されているコースです。それでも初体験、終わってみるとちょっとした達成感がありました。その後、高尾山はトレーニングの場として何度も訪れました。
- 高尾~陣馬縦走(初めての一人歩き)
- 南高尾山稜一周(マイナーなコースにチャレンジ)
- 奥高尾一周(相模湖からスタート)
- 大雪の奥高山(軽アイゼンの練習)
- 北高尾山稜縦走1(一番キツイ北高尾山稜にチャレンジ)
- 北高尾山稜縦走2(一番キツイ北高尾山稜にチャレンジその2)
- 高尾~陣馬縦走2(マイナーなコースをつないで)
同じコースはできるだけ歩かないようにルートを考えるのも面白いものです。気がつけば総距離100km以上!奥高尾山域のほぼ全コースを歩いており「プチ非日常」にすっかりハマってます。
観光地の高尾山より先は、人とすれ違うことがどんどん少なくなり、山中を一人歩きする時間がかなり多くなります。この没入感&孤独感が一番の「プチ非日常」かも知れません。
道具を揃えるのもまた楽し。
das.登山部
das.登山部としては、谷川岳、金時山、奥多摩、丹沢山と、隔月で山行しています。金時山は深夜登山、丹沢山は山小屋1泊で30kmを縦走しました。
いずれも山頂でのご来光、そして富士山の絶景と、こちらは一人では味わえない「プチ非日常」を堪能しています。
「御殿場の夜景」~金時山の山腹から
「赤富士」~金時山の山頂から
「日出とスカイツリー」~丹沢山の山頂から
「富士と月」~丹沢山の山頂から
チームになると、ちょっと気持ちも大きくなってしまいがちで「次は北アルプスに!」と盛り上がってます。とはいえ、危険は避けるあくまで「プチ非日常」型なのですが…
「プチ非日常」はストレス解消にもいいですね。山だけでなくいろいろありそうです。もうひとつ「プチ非日常」を増やす、という気持ちも大切にしたいと思います。皆さんもぜひ!
SUGAWARA.S
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