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【オンラインインターンシップ】チームでリサーチ&デザイン体験

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【オンラインインターンシップ】チームでリサーチ&デザイン体験

こんにちは、ディレクターの鈴木とリサーチャーの藤井です。
毎年恒例の5日間のインターンシップを、今年はオンラインで行いました。
今回のブログでは、その模様をみなさまにお伝えします。

オフィスを跨ぐオンラインインターンシップ


デジタル・アド・サービスでは、実際のお仕事や社内の雰囲気を学生さんに知っていただくために、毎年インターンシップを行っています。例年は、学生さんに東京・新潟どちらかのオフィスに来ていただいていましたが、今年はすべてオンラインで実施し、学生さんは自宅から参加してもらいました。インターンシップに参加した社員も、東京・新潟・自宅、さまざまな場所から参加しました。

5日間のプログラム

5日間で、仮想のお客様へのヒアリングを元に、リサーチを実施し、アイデアを提案するプログラムです。今回は、デジタル・アド・サービスをお客様として、参加いただいた3名の学生さんが1つのチームとなって、提案をしていただきました。座学や社員とのワークショップ、学生さんだけのグループワークを組み合わせて、アイデアを企画していきます。プログラムの割合は、準備・オリエンに1日、リサーチと分析に2.5日、企画1日です。

DAY1- 1.お客様から課題を抽出する

今回は、デジタル・アド・サービスがお客様役となり「学生にdas.を知ってもらうためのアイデア・施策提案」を学生さんへ依頼しました。依頼内容を聞いていただいたあとは、気になることをヒアリングしてもらいました。

DAY1- 2.チームでプロジェクトを推進する準備

今回は、3名の学生さんが1つのチームになって、提案内容をつくっていただきました。そのため、チームでプロジェクトを推進するために、チームのビジョンを決め、お互いに期待することを話し合いました。目標と役割が明確になることで、全員が主体的に関われるチームとしての基盤をつくります。


DAY1- 3.デザインにおける、リサーチについて学ぶ

2日目のリサーチプログラムが始まる前に、近年のデザイン領域の拡大について触れながら、なぜプロジェクトにおいてリサーチが重要なのか、どのような考え方でリサーチを私たちがしているかをお話しました。




DAY2- 1.顧客インタビュー準備

プロジェクトの目標を達成するために、何を知る必要があるのか、インタビュー実施前に社員を交えたグループワークで考えました。チームメンバーの認識をそろえ、プロジェクト中いつでも立ち戻れるように、リサーチの計画を1枚のボードにまとめます。

リサーチの基本は仮説立てと検証です。課題や背景を整理して、あきらかにしたいことを決め、それに対してたくさんの仮説を出していきます。チームメンバーそれぞれの視点から仮説を出したら、それを検証できる質問を考えて、順番を入れ替えてインタビュー項目として整えていきました。

DAY2- 2.顧客インタビュー実施

インタビュー計画をもとに、インタビューを実施しました。オンラインホワイトボードサービスmiroにメモをしていきます。メモを1つにまとめることで、情報をチームのものにして、振り返りやすくしました。

DAY2- 3.情報を分析して、テーマの抽出する

インタビューが終了したら、得られた情報でおもしろい・発見があったものをダウンロードしていきました。そのうえで、インタビュイーが話した事象の裏にあるニーズや考え方を、情報のグルーピングとタイトルづけを繰り返すことによって分析していきました。

DAY3- 1.ターゲットインタビューの計画・実施

3日目は、ターゲットである学生層の方にインタビューをしていただきました。2日目で行ったインタビュー計画を今度は学生さんたちだけでしてもらい、社員がアドバイスをします。ターゲットに近い学生さんならではのするどい仮説に、私自身もたくさん発見があったフェーズでした。

DAY3- 2.ユーザー分析で、隠れたニーズを発見する

インタビューの後には、また情報のダウンロードをして分析をしました。今回の分析では「情報の階層」を意識して、ターゲットの奥にあるニーズを分析していきます。

DAY4- ニーズを共有しやすいかたちに視覚化

分析で抽出したニーズをリサーチに関わっていないお客様にも共有しやすいように、ペルソナのかたちに編集しました。この内容をもとにチームで企画を考えていただきました。

DAY5- アイデア企画・提案

リサーチをもとにアイデアの企画をしていただきました。企画や提案資料にまとめるときは、アドバイザーとして社員が数回入り、企画を整えていきます。

最後に、社員に対してプレゼンテーションを行っていただきました。実際の学生さんへのリサーチを元にした提案に、発見があった社員も多かったようです。

参加いただいた学生さんからのコメント(一部抜粋)

「インタビューを通して主観的に捉えてしまっている部分があったり、逆に共感性は高いがあまり意識していなかった意見に気付けた。グループで協力して潜在的にどう思っているのか?について分析していくところはあまり経験したことがなかった。」
「デザイナーとして働くのは(中略)たくさんのことを粘り強く取り組んでいくことなんだと学ぶことができた。ユーザーからの意見の中でどんなことを本質的に思っているのかと考える際に、言い方ひとつでユーザーが求めていることがグッとわかりやすく表現できることに驚きました。」
「自分にとって苦手だと感じていた分析などのプロセスとの楽しい付き合い方を発見できた。」

おわりに

5日間のインターンシップお疲れさまでした。
メンターとして全てのプログラムに参加し、メンバー全員がいつも協力しながらプログラムに取り組まれている姿がとても印象的でした。
今回はオンラインのインターンということで、直接的なコミュニケーションが取れない中でも、オンラインのツールを使って情報を可視化しながらコミュニケーションを取り、オンラインによるプロジェクトの進め方も体験できたのではないかと思います。
また、発表後には「インターンを通して初めての気づきがもあった」、「苦手な分析が楽しかった」という声もあり、今回学んだことに興味を持ち続け、今後に生かしてもらえたら嬉しいです。ご参加いただいた学生の皆さん、ありがとうございました。
(鈴木)
私はリサーチに関わるプログラムの設計や支援を担当しましたが、当たり前ですが学生さん一人ひとり個性があり、人によって分析の視点が違ったのが印象的でした。チームで進められたことで、1人ではできなかった発見をしていただけたのが、今回のインターンの特徴だったと思います。das.ではチームで仕事を進めることがほとんどなので、das.らしい働き方を伝えられたのではないでしょうか。学生さんに教えながらいっしょにプロジェクトを進めていくのは初めての体験でしたが、私自身も視点や進め方にたくさんの発見がありました。参加いただいた学生の皆さん、本当にありがとうございました。皆さんのこれからのご活躍を応援しています!(藤井)

執筆者

das公式

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