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職場体験学習レポート
こんにちはクリエイティブディレクターの高野です。
今年、新潟オフィスにて初めて中学生の職場体験学習の受け入れを行いました。
きっかけとしては、地域教育コーディネーターの方を介して、中学生の職場体験授業の受け入れ可能なデザイン会社を探しているという声をSNSで偶然知ったことに始まります。
近年、中高生のうちからプロと同じクリエイティブツールを使った授業があるというのを聞いて、いずれ自分たちもそういった授業やデザインの楽しさを教える機会があれば、と思っていたところだったので、すぐに手を挙げさせていただきました。
ということで、デザイン会社を希望した新潟市内の中学生二名に、三日間という短い期間ではありますがデザイン会社のアレコレを体験してもらいました!
【職場体験1日目】
今回は、弊社でお仕事をさせていただいている新潟古町の和洋菓子店「百花園」様の和菓子パッケージのリデザインを体験の軸に選びました。
が、デザインの学習をしているわけではない中学生にとってそもそもデザインを仕事にするってどんなこと?という部分から学んでもらうため初日は座学が中心です。
■ das.の仕事内容や新潟オフィスの取り組みを説明
「デザインのお仕事」とひとことで言っても会社よって関わる範囲の広さや性質・性格がちがうので将来デザインの仕事を目指す際の指標になればと思います。
■「デザイン」を知ろう
続いて”デザインをする”という目的や意義、そして手段をわかりやすく解説。途中、演習をはさみつつ、デザインの基本を体験してもらいました。
■ デザイナーの一日
デザイナーが一日どんな事をして、どんな事を考えているのかを紹介職場体験として「デザイン会社」を希望した二人も、ぼんやりと「イラストを書いたり」ぐらいしかイメージが無かったそうですがそれよりもクライアントや業態・競合について考えを整理している時間の長さに驚いていました 笑
■ 和菓子をリサーチ
初日の最後は今回の課題対象の和菓子を実際に試食をして座学続きで疲れた頭の休憩をしつつ、社員達と交流を図りました。
リサーチやインタビューも大事だけど、実際に食べて感じた一次情報がアイディア発想の種として重要だったりします。
【職場体験2日目】
二日目からは実習課題に取り組みました。
まずは、昨日聞いたデザインの考え方を踏まえて、どんなデザインにするか決めるため午前中はデスクトップリサーチでアイディア集めてもらい、それを元にどんなデザインにするかディレクターと方向性を相談。
ディレクターとの打ち合わせ後、午後からはデザインツールを使ってある程度下準備したデータを元に二日目の時間いっぱいまで試行錯誤してもらいました。
【職場体験3日目】
当然といえば当然ですが、一長一短でデザインツールを使いこなすのは難しいので試行錯誤した結果「こうやりたい」というところまでを考えてもらい、最後の仕上げは先輩デザイナーとハンズオン形式で作成し、なんとか完成までたどり着きました。
完成したデザインを、仕上げて実際の商品に実装したものを撮影して職場体験のカリキュラムをすべて完了!
自分で考えたデザインが完成し撮影したところで実感が湧いたのかこの三日間でいちばんテンションが上っておりました 笑
他にも、三日目の間で新潟オフィス独自の取り組み「朝礼スピーチ」に参加。
こちらは日々デザイナーがどんな事に興味関心を持って過ごしているのか感じてもらえたと思います。
ということで、今回初の職場体験ということでお互い緊張しっぱなしで、反省点もいくつか有りましたが。
二人からは、デザインをするという事への理解と楽しさを実感できたという感想を貰い終了後も、丁寧なお礼のお手紙もいただき感無量です。
今後もまた、地域や社会にひとりでも多くデザイナー・クリエイターを目指す人を増やすお手伝いができたら嬉しいなと思います。
執筆者
das公式
コミュニケーションの力を基盤に 課題解決に繋がるクリエイティブを クライアントと共に共創します
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