東京都教育委員会・株式会社内田洋行
令和3年度「Society5.0に向けた学習方法研究事業」報告書
カタログ・パンフレット

IoTやAIなどの最先端技術を利用して、日本が抱える社会課題の解決を目指す「Society 5.0(ソサエティ5.0)」。内閣府が提唱する科学技術政策が、教育現場にも浸透し始めています。デジタル・アド・サービスでは、ICTを活用することで生徒一人一人の資質・能力を最大限に伸ばす学習方法を研究・開発する東京都教育委員会様の取組を、株式会社内田洋行様と共に、一冊の報告書にまとめました。
STORY
これまでの制作実績が生きる一冊に
全18校の実践事例を集約
東京都教育委員会様では、令和2年4月1日から令和4年3月31日までの2年間、「Society5.0 に向けた学習方法研究事業」を実施しました。研究校となったのは、都立高等学校等12校と、都立特別支援学校6校の合計18校。令和3年度「Society5.0に向けた学習方法研究事業」報告書では、各校で実施した取組と成果・課題、実践事例等をご紹介しています。
教育事業の制作物をこれまでにも多数手掛けてきましたが、東京都教育委員会様の制作物はこれが初めての事例となりました。
直接のやり取りでスムーズな制作を実現
本プロジェクトで印象に残っているのは、内田洋行様にも参加いただきながら、東京都教育委員会様とオンラインで直接打ち合わせさせていただけた点です。これまでもさまざまな行政機関の制作物を内田洋行様と共に制作してきましたが、直接のやり取りが実現したのは今回が初めてのこと。直接会話できることで、ミーティングの中でご希望を伺ったり修正点を確認するなど、円滑に進めることができました。
各校の実践事例から、教育現場の今を伝える
ツメの工夫で難しいテーマも分かりやすく
Society5.0は先端技術を駆使した取組ということもあり、デザインには未来的なテイストを積極的に採用しました。自由にデザインをさせていただいた反面、必ず入れなければいけない要素がたくさんあったため、しっかりと情報をまとめながらも、読みやすさ、分かりやすさを各ページで意識し、構成しています。
たとえば「学習モデルごとに使用するOffice365の機能」について説明されているp.101〜p.135では、それぞれの機能が生徒たちにどのような効果をもたらすのかを「知識及び技能」「思考力、判断力、表現力等」「学びに向かう力、人間性等」の3つのカテゴリーに分けてご紹介しています。一見難しいテーマも、ツメ(インデックス)部分に3つのカテゴリーを設けることで理解しやすく工夫しました。また、研究校から集まった原稿を報告書として見やすく、読みやすくなるように、制作チームでデザイン等を工夫し反映しています。
生徒の資質・能力を伸ばすとともに、先生方の支援につなげる
「Society5.0に向けた学習方法研究事業」報告書では、55ページに渡って研究校の「実践事例」を掲載しています。どのような研究が行われ、どのような変化があったのか。写真やグラフ、表を交えながらデザインしました。
「Society5.0に向けた学習方法研究事業」の目的は、生徒の育成だけでなく、先生方の支援にも至ります。先端技術を活用した新たな学習法を教育現場に取り入れることで、先生方の負担を減らし、今まで以上に効率良く生徒の資質・能力を伸ばせるのです。
ICTを活用して「より一層の学びの充実を図りたい」という熱い思いが詰まった報告書は、東京都教育委員会様公式サイトからもご覧いただけます。
【Society5.0に向けた学習方法研究事業報告書/東京都教育委員会】
https://infoedu.metro.tokyo.lg.jp/doc/Society5_0_report_A3.pdf
TEAM
- ACCOUNT EXECUTIVE:
- M.HARA
- ART DIRECTOR/DESIGNER:
- M.NAKANE
- DTP:
- H.TOMINAGA/M.OSHIMA
MEMBERS

Designer
M.Nakane