株式会社内田洋行 オフィスマーケティング事業部 様
データインサイトECプロモーション
Web・APP / Service Branding

ものづくりや建設工事で使う「間接資材」と呼ばれる消耗品を中心に、中小企業向けの製品を扱い、着実に成長を続けるECサイト。内田洋行様も、机やロッカーなどのオフィス什器を同サイト上で販売されています。今回、このECサイトでのさらなる売上向上を目指し、データ分析から施策企画・提案・検証・実施までをデジタル・アド・サービス(以下、das.)が担当しました。
STORY

ECサイトでの販売を、より効率的に、より効果的に
ECサイトでの販売に必要となる、商品登録のためのデータ作成と各種情報更新などの作業は、内田洋行様よりご依頼を受けてdas.が担当。今回、これらの業務を通じて得た商品情報知識をもとに、顧客動向や他社比較などのデータ分析を行った上で、「より効率的に、より効果的に」商品を掲載する方法・売上を伸ばす方法をご提案しました。具体的には、ECサイトの顧客動向からインサイトを導き出し、他社の類似製品と比較して「内田洋行様の商品情報に不足している情報」、つまり「追加するとより差別化ができるであろう情報」を掲載する、という内容です。
生成AIによる印象評価と施策検証を実施
今回、特に注力したのは、生成AIによる印象評価と仮説検証です。 詳細は当社独自のノウハウとなるため伏せますが、生成AIを活用した印象評価を行うことで、まずは顧客のインサイトに響く「追加すると、より差別化ができるであろう情報」を導き出します。さらにその仮説に対して、再び生成AIを活用した検証を実施。検証後、「現行よりも印象が良くなる。つまり、購入の可能性が高まる」という結果が出た施策のみを実行する、という流れになります。
生成AIを使用するメリット
上記の流れの中に生成AIを用いる最大のメリットは、「実行前にターゲット視点から施策の検証ができ、良い結果が見込める施策だけを講じることができる」という点です。従来、このような検証の際は、プロトタイプとなるものを用意し、ターゲットに近い人物へのアンケート調査を行います。ただし、時間も費用もかかるため、なかなか実施が難しいのが現状です。生成AI使用にあたっては、専門スタッフが中心となり、「正しく活用する」ことにも留意しました。生成AIが出した意見に対しては必ず複数人でその妥当性を評価し、ハルシネーション※に対する対策を講じました。
※ハルシネーション:生成AIが、事実とは異なる情報や実際には存在しない情報を、真実のように生成してしまう現象のこと。
ECマーケティング支援パートナーとして
これまでもdas.は、マーケティング支援パートナーとして、主にグラフィック事業を通じてさまざまな企業様の営業支援に携わってきました。今後はEC分野での取り組みを強化し、今回のようなデータ分析と生成AIによる施策検証を起点とした支援に取り組みます。内田洋行のご担当者様からも、「今まで漠然としていた課題を明文化・可視化していただけて助かりました」とのお声を頂き、今後もPDCAサイクルを回しながら継続的な支援を行います。ECマーケティング支援パートナーとして、より一層頼りにしていただけるよう精進いたします。
TEAM
- Creative Director:
- TAKUYA IZU
- Data Director:
- NAOKO SUZUKI
- Data Engineer:
- TATSUKI SAITO
- Service Desiner:
- GO DAWON
MEMBERS

Creative Director
T.Izu

Data Director
N.Suzuki
