株式会社セントラルユニ

70年企業のリブランディングプロジェクト

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70年企業のリブランディングプロジェクト

設立から70周年を迎えた総合医療設備メーカーの株式会社セントラルユニ様と、コーポレートブランドのリデザインをおこない、ブランドを正しく伝えられるwebサイト・各種ツールの制作をおこないました。

STORY

企業の提供価値とユーザーニーズの発見・掛け合わせ

セントラルユニ様が持つ提供価値を、社内外でのリサーチ・対話を発見していきました。また、発見した価値をブランド・サービスとして伝えていくための体験・機会設計もおこないました。本プロジェクトは、2021年にセントラルユニ様に新設されたコーポレートブランディング室の方々とチームになって、週1回のミーティングを重ねながら取り組みました。
詳しいブランディングプロセスについては、COLOGUEの事例記事をご確認ください。

ブランディングプロジェクトスタートから1年の変化

ブランドが定義されたことで、事業やサービス、顧客体験で変化させたいポイントが表出し、セントラルユニ様内では、サービス・顧客体験といった観点での小さな活動が始まっているそうです。また、その活動のひとつであるプロモーションやツールづくりにおいても、ブランドコンセプトが判断基準となり意思決定が容易になったというコメントもありました。さらに社長や社員様の間にブランドという共通言語ができたことで、セントラルユニらしさの対話機会が増え、採用の現場でもブランドコンセプトを志望動機として話す学生が出てきたそうです。(1年間の振り返りを目的としたセントラルユニ様とのディスカッションより)正しく伝わる仕組みづくりとしてのブランディングはまだ始まったばかりです。

詳しいプロセスはCOLOGUEのサイトからご覧いただけます。

ブランドコンセプト



ブランドコンセプトにある「つかう人」「つくる人」の2つの想いが繋がり、変化の伴う医療の現場を⽀えながら新しい形を作り続けていくこれからのセントラルユニ様の姿を未来感を感じるビジュアルで伝えました。⻘い円は2者の想いを象徴しており、医療従事者、セントラルユニ様社員、患者や患者のご家族など、治療に携わる様々な立場の人々がバトンを繋いでいくような様子を描いています。ビジュアルに登場する人物が青い丸を渡したり、受け取ったりしながら「USER TO BE DESIGNER」の文字をなぞっていく様子から、「実際の当事者自身が治療環境をデザインしつづけられる仕組み」も情緒的に表現いたしました。

コーポレートWEBサイト


プロジェクト前半で「ブランドコンセプト」の構築と共有がされていたことで、Webサイトのデザイン検討、コンテンツ検討は、スムーズに進みました。
ブランドコンセプトの作成段階でおこなわれた、ユーザーインタビュー、社員インタビューなどから、自分達に求められていること、なりたい自分が可視化されていたので、サイト構成・コンテンツは、求められていることに解答していくように設計しました。
また、サイト構築のバックエンドは、「Shifter」というJamstackホスティングサービスで構築しました。セキュリティ要件のために選択したシステムですが、コスト的にも、サイト更新担当者にとっても作業負荷が大きくない良い選定になりました。

リクルートサイト

ターゲットとする新卒学生の方々にもブランドコンセプトを理解していただきたいとのお話を受けて、採用サイトもブランドコンセプトのビジュアルに沿ったデザインで作成いたしました。ブランドメッセージがメインで伝わることを意識しながら、就職活動中の学生さんの爽やかさとセントラルユニ様の雰囲気がマッチしながら魅力的に伝わるように、先輩社員様の見せ方も工夫しました。
リクルートサイトはこちらからご覧いただけます。

感染症対策特設サイト

「感染症対策」というトピックなので「清潔感」あるデザインを意識してデザインしました。メインイメージでは感染症の治療に当たる医療スタッフのイメージ写真を使用し、一目で「感染症関連」のページとわかるようにしています。ブルーのグラデーションで「安心・安全」「信頼感」を表しています。
感染症対策特設サイトはこちらからご覧いただけます。

リクルートパンフレット


社内報「亀峰」





セントラルユニ様は70周年、FSユニ様は40周年という周年の節目でしたので、祝福を表現したあしらいや、セントラルユニ様の歴史・軌跡をシンプルかつダイナミックに魅せられるよう制作いたしました。また、歴史や軌跡と言った「今までの積み重ね」だけではなく、セントラルユニ様の「これから」を示唆するような未来感も表現に取り入れております。今回の亀峰は前から読むとセントラルユニ様のページ、後ろから読むとFSユニ様のページから始まる仕様となっておりますので、デザインの連動性や統一感を図っているところもポイントです。


Voice

コーポレート
ブランディング室
遠矢 良輔 様

プロジェクトで印象的だったこと

コロナ禍中のスタートだったので、ほぼオンラインにもかかわらず、ストレスなくワーキングを積み重ねることができたことが最も印象的でした。基本的にはdas.さんが準備されたフレームワークに身を委ねるスタイルでしたが、特に藤井さんのファシリテーションとMiroを扱う技術がそれぞれ見事で、時に当社の石黒によるデジタルグラフィックレコーディングが合体することによって、これまで経験したことのないワーキングになり、これからのワーキングの在り方を経験することが出来ました。

手応えを感じたこと

コーポレートサイトのリニューアルを通じて企業ブランドを確立する、顧客接点をデジタルで作っていくという目標に対し、どう見られたいかは明確だったものの、どんな人にどんな方法が有用かはおぼろげな仮説でした。
それがブランドリサーチとユーザーリサーチというプロセスのなかで次第に事実としての裏付けを得たり、他者の声を聴くことで輪郭を得て、明らかにできたことです。

コーポレートブランディング室の変化で印象的なこと

一連のプロセスがすべて記録として残っていたおかげで、産休育休明けで途中参加のメンバーにプロセスを俯瞰し要点を絞ってキャッチアップを図れたこと、そしてそれをメンバーそれぞれで補完しあえたこと。
チームワークの新たなカタチだと感じました。
ブランドコンセプトを全社発信後の社員様・及び社長の反応について
丁寧に説明できたおかげで、その後のリーフレットや会社案内などの内容やデザインについて大きなハレーションが起きるどころか、むしろ「新しいブランドコンセプトとコーポレートサイトのデザインに合わせよう」という声があがるなど、思った以上に理解してもらえています。

これからへの想い

コーポレートサイトのリニューアルは以前から鎌田さんと何度となく企画していましたから、それを考えるとここまでの道のりは相当長いものでした。しかし、まだコーポレートブランディングの観点で言えばようやく最初の一歩を踏み出したばかり。
das.さんと構築したコーポレートサイトを軸に社内外にコミュニケーションの輪を広めていくことに挑戦中です。これからも一緒に悩んでもらえたら幸いです。

TEAM

CREATIVE DIRECTOR:
YUICHI KAMATA
WEB DESIGNER:
MIKI KATOH 、 TAKAHIRO FUNATSU
DESIGN RESEARCHER / CONCEPT DESIGN:
SATOMI FUJII
BRAND DESIGNER:
SAYURI ADACHI
GRAPHIC DESIGNER:
KYOKO FUKUZAWA 、 AYAKA SYZUKI

MEMBERS

Y.Kamata

Creative Director

Y.Kamata

M.Kato

Web Director

M.Kato

S.Adachi

Art Director

S.Adachi

K.Fukuzawa

Graphic Designer

K.Fukuzawa

A.Suzuki

Graphic Designer

A.Suzuki

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